中国共産党北京市委員会はこのほど「都市部と農村部の経済・社会発展一体化新構造を率先して形成することに関する意見」を可決し、条件を満たす地区が農業戸籍から非農業戸籍への移行を加速することを奨励し、都市部と農村部の統一的な戸籍登記制度の構築を積極的に検討する方針を打ち出した。
「意見」は、農村部の新興住宅地で居民委員会の組織工作を加速し、2020年までに都市部と農村部の境界、新都市周辺、および郷・鎮中心区の農村部のすべてで都市コミュニティ管理を実現するとしている。
「意見」はさらに、北京五輪・パラリンピックの成功を境に、北京はすでに中等発達都市から発達都市へと邁進する新たな段階に入っており、農村部の改革・発展をさらに加速し、都市部と農村部の二元構造の打破に力を入れ、都市部と農村部の経済・社会発展一体化新構造を率先して形成しなければならないとの分析を示している。
また▽社会保障を整備し、都市部と農村部の基本的な公共サービスの均質化を推進する▽都市部と農村部の教育の均衡的な発展を促進し、農村教育の発展に力を入れ、教育の公平性を促進する▽都市部と農村部のインフラ整備を統合的に計画し、都市部の公共施設の運営・管理・維持制度を農村部まで広げ、権限と責任の明確な管理・維持経費徴収制度およびインフラ建設の投資システムを段階的に構築する??との考えを明確に示している。
「人民網日本語版」2008年1月6日 |