国務院新聞弁公室は20日、「2008年中国の国防」白書を発表した。全書は序文、安全情勢、国防政策、中国人民解放軍の改革と発展、陸軍、海軍、空軍、第二砲兵(戦略ミサイル部隊)、中国人民武装警察部隊、国際安全協力、軍事制御、軍縮など15の部分からなっている。また同白書の付録では、2007年から2008年にかけて中国軍の対外交流、中国軍と外国軍が実施した合同演習や訓練、国連平和維持活動に参加した中国軍の状況、2007年中国の7種類の在来型兵器の輸出入、1978年から2007年中国の国防費の基本データ、2007年から2008年にかけて中国が発布した主な軍事法規が全面的に紹介されている。
同白書では、「現代の中国と世界との関係には歴史的な変化が生じた。中国経済は世界経済の大事な構成部分になり、中国は国際システムの重要なメンバーになった。中国の前途と運命は、日増しに世界の前途や運命と緊密に結びつき、中国の発展は世界から離れることができず、世界の繁栄と安定に中国は無関係ではない」としている。
また同白書では、「中国は、『科学的発展観』を国防と軍隊建設の重要方針とし、自発的に世界軍事の発展のすう勢に添い、国の主権、安全、発展の利益を根本的な出発点とし、改革とイノベーションを根本的な原動力として、より高いスタート地点から国防と軍隊の近代化を推進することを堅持する」と強調している。
「チャイナネット」2009年1月20日 |