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フィナンシャル・タイムズ紙編集長の取材に応じる温総理 |
温家宝総理は訪問先のロンドンで1日、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のバーバー編集長のインタビューに応じ、金融危機対策、安定した比較的速い経済成長の維持などに関する質問に答えた。
温総理は「今回のわたしのダボス会議出席と欧州歴訪は、『自信の旅』と呼ぶことができよう。わたしは中国の、金融危機対策への自信、欧州との協力を強化し、包括的な戦略的パートナーシップを推進することへの自信、世界と手を携えて共に進み、共に難局を乗り越えることへの自信を運んできた」と表明した。
また「金融危機への対応においては、十分な規模の経済成長刺激策が不可欠だ。ただしこれは、整った、包括的なものであるべきで、抜本的対策と局所対策を併せて行い、遠近を結び付けるものでなければならない」と指摘し、そのパッケージ・プランを以下の5点に要約した。
(1)内需拡大、財政投入の大規模な増加
(2)産業の調整と振興
(3)技術改良の強力な推進
(4)比較的整った社会保障システムの構築
(5)金融の安定維持による経済の下支え
「人民網日本語版」2009年2月3日