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温総理の演説で靴を投げた男 10日に審問を受ける
発信時間: 2009-02-05 | チャイナネット

中国国務院の温家宝総理が2日、イギリスのケンブリッジ大学で演説を発表した際、27歳の男が悪意をこめて騒ぎを起こした。温家宝総理は平然とそれに対処し、男は非難の声の中で連れ去られた。この出来事は中英両国で大きな反響を引き起こした。ケンブリッジ大学側は「非常に遺憾の意」を表し、「招請された貴賓に対する失礼な行為」とみなした。中国外交部は「強い不満」を表し、イギリス側は深いお詫びの気持ちを表してこの男を起訴した。

BBCによると、温家宝総理は2日、ケンブリッジ大学で「発展という視点で中国を見よう」というテーマの演説を発表し、教師と学生たちに心から歓迎された。演説が終わろうとしていたとき、27歳のドイツ語のなまりのある男が突然に声をはり上げ、温家宝総理に向かって靴を投げた。会場の人たちは怒りを示し、「ずうずうしい奴だ」、「出て行け」と激しく非難した。この男が警察に連れ去られた後、温家宝総理は「教師と学生のみなさん、このような卑劣な手口で中英両国の人々の友情を妨げることはできない」と落ち着いて語った。会場の聴衆たちは、温家宝総理の落ち着いた態度にしばし鳴り止まぬ熱烈な拍手を送った。

その後、ケンブリッジ大学側は直ちに声明を発表し、この騒ぎに「非常に遺憾の意」を表し、ケンブリッジ大学のエリソン・リチャード副学長は「ケンブリッジ大学での温家宝総理の演説を誇りとしている。この騒ぎはケンブリッジ大学が招請した貴賓に対する失礼な行為である。ケンブリッジ大学はディベートの場であり、靴を投げるところではない」としている。リージェンツ・カレッジ・ロンドンのピアソン教授(政治経済学)は怒りの気持ちをあらわし、「この男とその裏にひそむグループはイギリスの学界に恥すべき記録を残した」と語った。

ケンブリッジ大学のスポークスマンは「この孤立した出来事は演説をさえぎることはできなかった」と語った。イギリス警察筋によると、この男は公共秩序法第四項規定違反の罪名で起訴され、2月10日にケンブリッジ地方裁判所で審問を受けることになっている。

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