温家宝総理は12日、ロシアのプーチン首相と電話会談し、両国関係や関心を共有する問題について踏み込んだ意見交換を行った。
温総理は「このたびの稀に見る金融危機は、世界の経済と政治構造に深刻な影響を与え、中ロの各々の発展にも困難をもたらしている。戦略的協力パートナーとして、中ロが協議と協力を強化することは、両国、さらには世界全体にとって重要な意義を持つ」と述べた。
また「中ロは政治的相互信頼が堅固で、経済貿易・エネルギー・科学技術協力で巨大な潜在力を備え、国際金融システム改革などの重大な問題においても幅広く認識を共有している。信念を固め、積極的に対応しさえすれば、われわれは必ず危機に打ち勝つことができる。国交樹立60周年を契機に、国際問題におけるロシアとの協調と協力を強化し、戦略的協力パートナーシップをさらに高いレベルへと引き上げていきたい」と表明した。
プーチン首相は「ロシアは常に、中国との戦略的協力パートナーシップを強く重視している。現在の情勢の下、中国側とハイレベルの連絡と意思疎通を強化し、経済貿易・エネルギー協力の新たな進展を促していきたい」と表明した。
「人民網日本語版」2009年2月13日 |