中国の胡錦涛国家主席と温家宝国務院総理は21日午後、中国訪問のアメリカのヒラリー・クリントン国務長官とそれぞれ会談を行った。胡錦涛主席は、「中米関係は21世紀において最も重要な両国関係である。金融危機が広がっている現在では、中米関係を強化するのは一番重要なことである。中国政府は終始高い戦略的角度から中米関係を重視しており、アメリカと共に、新しい中米関係を推進していく」と強調した。
胡錦涛国家主席はまた、「オバマ大統領の中国訪問とロンドンでのオバマ大統領との会談を期待している。中国はアメリカと共に、経済、貿易、テロ対策、科学、教育などの分野での協力を推進していきたい」と述べた。
これに対して、ヒラリー・クリントン国務長官は「今は、新たな中米間のプラスとなる協力を繰り広げるチャンスである。両国は様々な分野で多くの共通利益が存在している。中国と協力し、両国関係をさらに促すようとアメリカ側は願っている」と述べた。
「中国国際放送局 日本語版」より 2009年2月22日