国務院新聞弁公室は3月2日に「チベット民主改革50周年」白書を発表した。白書はまえがき、旧チベットの政教一致の封建農奴制社会、チベットの民主改革、この半世紀におけるチベットの歴史的な大きな変化と結びの言葉の5っの部分からなり、漢字の字数は約2万字に及ぶ。　

白書は、チベットは昔から中国固有の領土であるとしている。チベットの平和的解放、帝国主義侵略勢力を追い払い、民主改革を実行し、チベットの政教一致の封建農奴制度を廃止したことは、近代に入って以来の中国人民の帝国主義と封建制度に反対する民族民主革命の重要な構成部分であり、中華人民共和国成立以後、中国政府が直面した重要な歴史の任務である。　

1959年以前のチベットは、中世紀のヨーロッパより更に暗黒な、立ち遅れた政教一致の封建農奴制社会であった。長期間の政教一致の封建農奴制統治はチベット社会の生命力と活力を窒息させ、チベット社会は日ましに没落、衰退の道をたどることになった。　

今年はチベット民主改革50周年の年である。50年いらい、チベットは暗黒から光明へ、立ち遅れから進歩へ、貧困から豊かに、独断から民主へ、封建から開放へと向かう輝かしい道のりを経てきた。今や、チベットの経済の発展、社会の進歩、文化の繁栄、民生の改善、民族の団結、善政と人の和は、歴史上の最も良い発展の時期にある。　

白書は最後に、歴史は、120万平方キロメートルの土地の上で民主改革を実行し、何世紀も続いた政教一致の封建農奴制度を廃止し、百万人にのぼる農奴と奴隷を立ち上がらせたとしている、これは中国の人権発展史における非常に重要な文のみでなく、世界の奴れい廃止の歴史に重味のある一筆を書き添え、かならずや、人類が文明進歩へ向かう過程における偉大な壮挙となることを力強く立証している。

歴史は、14世ダライラマとその政治グループは旧チベットの政教一致の封建農奴制度と極少数の農奴主階級の総代表であり、旧チベットの政治、経済と文化資源の独占者と受益者であることを力強く立証している。彼らはチベット人口の圧倒的多数を占めて広はんな勤労者とは根本的な利益の上での衝突があり、チベット社会の発展進歩の要請及び人類社会の発展の法則との間には調和することのできない深い対立があるのである。

歴史は、復活には活路はなく、分裂には前途はないことを力強く立証している。時代は前進し、社会は進歩なければならず、これはさえぎることのできない歴史の流れである。14世ダライラマは必ず自分の政治的主張と行為に対して徹底的な反省と根本からの是正を行わなければならない。中央政府は14世ダライラマに対して愛国的立場に立ち戻るとびら終始開けており、今後も開けおくことであろう。

「チャイナネット」2009年3月2日