外交部の定例会見で3日、秦剛報道官が記者の質問に答えた。
ーー米新政権が任命した6カ国協議の特使が3日北京入りする。訪問に何を期待するか。さしあたっての会談か、それとも具体的な成果のあるものか。また、現在の朝鮮半島情勢の緊張、南北関係の悪化、6カ国協議の抱える様々な問題にかんがみて、今回の訪問で積極的な情報が示されると思うか。
米国務省の朝鮮問題担当特別代表であるボスワース氏が3日北京入りする。中国では楊潔チ外交部長、6カ国協議の中国首席代表である武大偉外交副部長がそれぞれ会談する。私たちは、この機会を利用して、米側と関心を共有する問題について意見交換し、6カ国協議と朝鮮半島非核化のプロセスを促進することを希望する。現在6カ国協議には、新たな複雑な情況がいくつか生じている。私たちは、これらの困難や情況が一時的なものであり、6者が朝鮮半島の非核化、北東アジアの平和と安定の大局にしっかりと立ち、意思疎通と協力を強化し、互いの承諾を適切に履行することで、第2段階措置を全面的・均衡的に履行し、6カ国協議プロセスの次の段階への早期移行を推進することを希望する。
「人民網日本語版」2009年3月4日