外交部の馬朝旭報道官は11日の会見で、米国のホワイトハウスと国務省報道官による西蔵(チベット)関連発言に強い不満と断固たる反対を表明し、すでに米側に厳正な申し入れを行ったことを明らかにした。
----米国のホワイトハウスと国務省報道官は10日、それぞれ談話と声明を発表し、米側は西蔵地区の人権を強く重視していると述べ、中国政府の西蔵(チベット)政策を非難したうえで、中国側にダライ(ダライ・ラマ14世)と「実質的」な対話を行うことなどを求めた。これについてコメントは。
西蔵の事柄は完全に中国の内政に属し、中国政府と中国人民は一貫して、それがいかなる国であれ西蔵関連の問題を利用して中国の内政に干渉することに断固反対している。米側は事実を顧みず、西蔵関連の問題で中国側をいわれなく非難し、中国の内政に乱暴に干渉し、中国人民の感情を傷つけた。私たちはこれに強い不満と断固たる反対を表明する。かつ、米側にすでに厳正な申し入れを行った。
長年来、中央政府の配慮と全国人民の支持の下、西蔵自治区の経済・社会・文化・宗教など各方面の建設は多大な成果を上げ、蔵族(チベット族)人民を含む西蔵の各族人民から心よりの支持を得ている。これは偏見のない者なら、誰であれ否定しようのないことだ。中国中央政府とダライ側との接触に関して、私たちの政策は一貫した、明確なものだ。私たちとダライとの対話・接触の扉は常に開かれている。接触・話し合いが進展するか否かは、ダライが自らの政治的立場を根本的に考え直し、これを是正し、「西蔵独立」の企みを真に放棄できるか否かにかかっている。
私たちは米側に、中米関係の大局が損なわれることのないよう、国際関係の基本ルールを遵守し、西蔵を中国領の一部と承認して「西蔵独立」に反対するとの約束を恪守し、西蔵関連の問題を利用した中国への内政干渉を止めることを要求する。
「人民網日本語版」2009年3月12日 |