中国共産党中央委員会台湾事務弁公室と国務院台湾事務弁公室の王毅主任は、台湾海峡両岸関係の中での政治と軍事問題の解決に、スケジュールやルートマップがあるかどうかについて語った。
記者:台湾海峡両岸関係の中で経済分野の協力は主な部分だが、大陸部は政治や軍事の問題解決についてスケジュールやルートマップを持っているのか。また関連議題の検討はどのように促進しているのか。
王毅主任:政治と軍事の問題はともに台湾海峡両岸関係の敏感な領域であり、胡錦涛総書記が去年12月31日に発表した重要な談話は、これらの問題を解決する方向を明らかに指している。総じて言えば、私たちは両岸関係を推し進める時に、「経済を先に、その後に政治」「易しいことから難しい問題へ」という基本的な考えを堅持しているが、敏感な問題をわざと回避する必要もない。
敏感な問題をどのように取り扱い処理するかは、一定の順序に従わなければならない。今、ある構想がある。それは、専門家や学者が祖国統一の前にまず政治的関係や軍事的な安全、相互信頼のメカニズムについて学術交流を行い、両岸の退役軍人の交流をはじめ、両岸間の軍事問題の接触を始めるというものだが、こうした構想は建設的であり、意欲的で確かな考え方だと思う。
私たちは胡錦涛総書記の談話の精神に従い、両岸間の協議を通じ、両方ともが納得できる形でこれらの敏感な問題を逐次検討して、両岸関係の平和と発展に新たな重要な内包を注いでいく。
「チャイナネット」 2009年3月12日 |