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温総理が遼寧省を視察 東北の工業基地振興を強調
発信時間: 2009-03-23 | チャイナネット

 

 

温家宝総理は20日から22日にかけて、鞍山、瀋陽、大連などの生産現場や埠頭、研究開発センターを視察し、企業の責任者や現場で働く作業員と親しく言葉を交わした。また企業の生産や経営状況、市場の情勢を尋ね、『政府活動報告』の各項の任務を実行するために協議を行い、当面の金融危機に対応する対策を討議した。

温総理は、国は東北地区などの古い工業基地の振興戦略を引き続きゆるぎなく実行する方針で、東北地区の古い工業基地の優位を発揮し、経済の安定した比較的速い発展を促進して、国際金融危機に対応するために堅固な基礎を打ち立てると強調した。

メカニズムの調整で企業は活路を

鞍山鋼鉄製鉄総工場第2号溶鉱炉の生産現場では、責任者の張暁剛氏が温総理に、「昨年の11月から輸出販売量は連続して下がっており、国の内需拡大や成長を保つ政策のけん引により、建築、機械、自動車、家電業界などの鋼材の需要はある程度上昇したが、近いうちに鋼材の価格はいくらか下がるだろう」と言った。

温総理は、「最近の価格変動は、主に鋼鉄業の生産能力過剰と関連しており、鋼鉄産業の活路は4つある。まず1つ目は、生産のバランスの維持と立ち遅れた生産能力の淘汰、新しく増える生産能力を厳格に抑えて、メカニズムの調整を推進することだ。2つ目は技術改良を強化し、産品の質を高めて高付加価値の高い産品を多く生産する。3つ目は潜在力を掘り出し、効率を高め、コストを下げる。4つ目は外需をしっかり観察し、機会を捉えてあらゆる方法で産品を打ち出すことだ」と述べた。

企業の競争力を高める自主革新

遼寧省はこの数年、企業の自主革新を強力に推進し、国際競争力のある世界レベルの装備製造業の基地を構築してきた。

温総理は20日午後、こうした装備製造企業で調査研究を行い、各企業に到着すると、昨年から特にこの数カ月の生産や経営状況を真剣に尋ね、また瀋陽の華晨金杯自動車有限公司が生産する自主的知的所有権を持つ「中華」の自動車を視察した際には、研究開発の程度を引き続き拡大し、自社ブランドを作るよう励ました。

「チャイナネット」2009年3月23日

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