中国外交部の秦剛報道官は24日午後、外交部の定例記者会見で、「南中国海での中米船舶対峙について、米国の見解はまさに黒を白と言いくるめるものである。中国政府は断固として領土保全と海洋権益を守る」と述べ、記者の質問に以下のように答えた。
記者:フィリピンは最近、黄岩島をフィリピンの領土だと騒いでいないが、今の南中国海の情勢はどうか。また米国の国防省は、中国は先に「インペッカブル」号のソナーシステムを攻撃したと言っている。米国はもう一隻の軍艦を南中国海海域に派遣したと聞いたが、これは事実なのか。中国は南中国海に軍艦を派遣するつもりなのか。
秦剛報道官:中国側は南中国海問題での原則と立場を何度も言明しており、関連諸国は「南中国海行動宣言」を守り、この地域の平和や安定促進に有利になるようなことを多くするよう願っている。
南中国海での船舶対峙の件に対する米国側の見解は、まさに黒を白と言いくるめるもので、この事件は発生したばかりで、中国はすでに自らの立場を表明しており、米国も国際社会もこの件に関しては明らかだ。実際の行動で似通った出来事の再発を防止することを米国側に求める。中国政府は断固として領土保全と海洋権益を守る。
「チャイナネット」2009年3月25日 |