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米メディア:朝鮮のロケット、今週にも発射か
発信時間: 2009-04-03 | チャイナネット

米CNNはウェブサイトで2日、朝鮮が長距離ロケットの燃料注入を開始し、早ければ今週にも発射されると伝えた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

CNNは米軍高官の話として、観測によると、朝鮮が長距離ロケットの燃料注入を開始したと報じた。この米軍高官の名前は明らかにされていない。

観測地点は韓国で、現段階ではこのロケットが朝鮮側の発表する試験通信衛星であるかどうかは判断できないが、韓米は依然として長距離弾道ミサイル「テポドン2号」だと疑っている。

燃料注入はロケット発射が最終段階に入ったことを意味しており、注入が完了すれば、ロケットまたはミサイルはいつでも発射できる。

■ 朝鮮が警告発令

朝鮮中央放送は1日、朝鮮統一部の声明として、朝鮮は朝鮮の衛星打ち上げを妨げるいかなる行動にも反撃するとの警告を発表した。そして翌2日には朝鮮人民軍総参謀部の「新たな局面に対する3つの厳正な声明」を伝えた。内容は次の通り。

(1)日本が何事も顧みず、朝鮮が打ち上げる平和目的の衛星を迎撃すれば、朝鮮人民軍はためらうことなく反撃する。その対象は日本がすでに配備した迎撃システムだけでなく、重点目標も含まれる。

(2)朝鮮は衛星打ち上げが平和目的である声明をすでに発表した。米国は打撃を受けたくなければ、直ちに現段階で配置してある武装を解除すべきだ。

(3)韓国は今回の打ち上げプロジェクトに対する感情を抑え、米国や日本に追従すべきではない。

■日本の厳戒態勢

AP通信は2日、1日夜に日本の秋田県全域が警戒態勢に入ったと伝えた。

日本の安全保障会議が日本領域に落下する恐れのある、朝鮮の発射物に対する迎撃措置を認めてから日本は積極的に東北地方に迎撃ミサイルシステムを配備。迎撃ミサイル「PAC3」が30日夜、配備予定地の岩手県・陸上自衛隊岩手山中演習場と秋田県・陸上自衛隊新屋演習場に到着した。

現在秋田県全域には首相官邸と直通の緊急情報ネットワークシステムが整備され、2日午後には地域共同の危機対応訓練が行われた。

「人民網日本語版」2009年4月3日

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