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深セン中興通訊株式公司の視察で、携帯電話のテレビ電話機能を試す温総理(19日) |
温家宝総理(中共中央政治局常務委員)は19、20の両日、広東省を視察した。温総理は深センや広州の企業を訪問して座談会を開き、世界金融危機対策、企業の自主開発能力の強化などの問題について、踏み込んで検討した。
広東省は世界金融危機で最も深刻な影響を被った地域の1つだ。昨年下半期以降、広東省は中央が定めた政策と計画を揺るがず徹底的に実行し、思想を解放し、イノベーションを行い、極めて困難な情勢の下で、安定した比較的速い経済成長を促してきた。第1四半期に、工業生産は落ち着きを見せ、投資は安定した比較的速い伸びを見せ、実際の消費の伸びは加速し、輸出入のマイナス幅は収縮し、雇用は安定して増加し、景気回復の兆しが差した。
温総理は広東省の経済発展を非常に気遣っており、現地視察は昨年7月以降、すでに3回目となる。
温総理は19日と20日夜、深センと広州で座談会を開き、地方と企業の責任者の意見に耳を傾けた。温首相は「広東省の経済動向は全国を左右する。広東省の過去30年間の多大な業績は、改革開放のおかげだ。現在、世界金融危機に対処し、成長・民生・安定維持の目標を達成するのにも、改革開放に頼らなければならない。改革開放を深化して科学技術のイノベーションの強化と結び付け、体制的・政策的・人材的な優位性を存分に発揮し、困難に打ち勝ち、内需拡大と安定した比較的速い経済成長の維持において、改革開放の深化と科学的発展の促進において全国の先頭に立つべく努めなければならない」と強調した。
「人民網日本語版」2009年4月22日
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広州で開かれた第105回中国輸出入商品交易会で家電製品展を見る温総理(20日) |