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中国海軍創設60周年慶祝式典に参加する29カ国の海軍代表団団長と青島で面会する胡錦濤主席 |
胡錦濤・中央軍事委員会主席(国家主席)は23日午前、中国人民解放軍海軍創設60周年慶祝式典に参加する、ブラジルなど29カ国の海軍代表団の団長と青島で面会し、中国政府と中国軍を代表して、各国海軍の将兵に熱烈な歓迎の意を表した。
胡主席は「今回の国際観艦式は『調和ある海洋』をテーマとしている。調和ある海洋の建設推進は、平和が永続し共に繁栄する調和ある世界の建設における重要な構成要素であり、世界各国の人民に共通の素晴らしい願望であり追求だ。各国海軍間の交流の強化と国際海上安全協力の実施は、調和ある海洋の建設に重要な意義を持つ。私たちは国際海上安全協力を実施するにあたり、常に『国連憲章』『国連海洋法条約』その他幅広く認められた国際関係のルールの遵守、共同安全と共同発展の模索、沿海国の主権と権益の尊重、海上の安全への従来型および非従来型の脅威への共同対処を堅持し、平和的なさまざまなルートと手段の模索に努め、海上の安全を守っている」と述べた。
胡主席はまた「中国は平和発展路線を揺るがず歩んでいく。これは中国政府と中国人民が、中華民族の優れた文化的伝統と、一貫した『和を以て貴しと為す』の平和理念に従い、時代の発展の潮流と自らの根本利益に基づき決定した戦略的選択だ。この発展路線は中国が防御的な国防政策を必然的に堅持することを決定づけた。現在においても将来においても、どの程度まで発展しようとも、中国は永遠に覇権を唱えず、軍事拡張や軍備競争を行わず、いかなる国に対しても軍事的な脅威とならない。中国人民解放軍海軍を含む中国の軍隊は、永遠に世界の平和を守り、共同発展を促進する重要なパワーであり続ける」と表明した。
外国海軍代表団の代表、ブラジル海軍司令官のモラ大将は胡錦濤主席との面会に謝意を表明。中国人民解放軍海軍の創設60周年に祝意を、調和ある海洋の建設に向けた中国政府と中国軍のたゆまぬ努力に称賛の意を表した。
「人民網日本語版」2009年4月24日