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国務院、豚インフル対応を協議 感染疑い例はすぐに公表へ
発信時間: 2009-04-29 | チャイナネット

国務院の温家宝総理は28日、国務院常務会議を召集し、一部の国で起こっている豚インフルエンザの人感染に関する報告を衛生部などの部門から受け、豚インフルエンザの予防とコントロールを中国で強化することを協議した。

会議では、目下の対応策として次の8点が指摘された。

(1)海外での感染の進行状況から目を離さず、国際協力を強化し、香港・澳門(マカオ)・台湾との協力も強化し、感染状況の判断と中国へのリスクの評価を適切に行う。

(2)衛生部・質量監督検験検疫総局・農業部などの関連部門からなる共同メカニズムを構築し、豚インフルエンザの予防に努める。部門ごとの担当分野を分け、部門間での歩調合わせを進め、適切な緊急マニュアルを作成する。各種措置の実行を確保し、予防措置の効果を高める。

(3)国境での検疫作業を厳格化する。感染地域からの入国者へのチェックは特に厳しくし、医学的な検査と処置を一人一人に対して行う。感染地域からの運輸機関に対する検疫と消毒も強化する。効果的な多くの措置を取り、感染が国内へと広がることを防ぐ。

(4)海外での感染進行に基づき、旅行安全状況をすばやく発表する。

(5)豚インフルエンザへの感染に対する監視を強める。原因不明の肺炎やインフルエンザのような症状への管理は特に強化する。感染状況の直接報告制度を構築する。「早期発見、早期報告、早期診断、早期隔離、早期治療」を実現する。感染疑い例が中国で発見された場合はただちに公表する。

(6)インフルエンザの豚への感染に対する監視を強化する。生豚と豚肉製品に対する検疫を厳しくする。

(7)感染予防用品・抗ウイルス薬品・臨床治療器具などの備蓄を増加させ、急場に備える。豚インフルエンザの感染方式に対する研究やワクチン・短期診断・臨床治療などの研究を強化し、感染を防止・治療するための科学的な能力と水準を高める。

(8)豚インフルエンザの予防知識の普及を進める。

「人民網日本語版」2009年4月29日

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