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温家宝総理が清華大学で学生たちと交流
発信時間: 2009-05-04 | チャイナネット

中国共産党中央政治局常務委員で国務院の温家宝総理は3日に清華大学を視察し、卒業後に中国の西部地域や末端で働くことになっている学生たちと交流した。

今年は、1919年5月4日に北京で起こった反日、反帝国主義の愛国運動である「五四運動(青年の日)」の90周年にあたる。温総理は数日前、卒業を控えた清華大学の学生代表20人から連名の手紙を受け取った。手紙には、「人生のこの最も重要な時点で、末端や辺境など、祖国や人々が一番必要としている地域で働くことについてはなんの後悔もない」と書かれており、学生たちは温総理が清華大学で5月4日の「青年の日」を同級生たちと過ごしてほしいと希望した。

清華大学を訪れた温総理は、「約束どおり来ました。皆さんとじっくり話し合いたいと思っています」と述べ、「みなさんの多くは間もなく西部や末端で働きますが、今回の話がみなさんの今後の人生を示唆するものになることを願っています」と単刀直入に話を始めた。

清華大学は去年から、国際金融危機による大学生の就業への影響を克服するために、力を入れて西部や末端で就職するよう指導してきた。今のところ卒業を控えた学生のうち、西部や東北地域で働くことを選んだ学生は10%を超えている。

四川大地震の救援や再建について話が及ぶと温家宝総理は感慨深げにこう語った。「四川大地震の救援を通して、私は人民への愛をよりいっそう深めました。当面、被災地の再建には多くの人材が必要です。皆さんは被災地でよく働き、地元の人たちと仲良くやっていくことを願っています」

温家宝総理の深い情に満ちた話は、学生たちの発言を活発にさせ、座談会の雰囲気もどんどん盛り上がった。温家宝総理はそれぞれの学生の発言に真剣に耳を傾け、新聞・伝播学院からマスコミに就職する李強さんには、「メディアで働く人は強い責任感を持たなければなりません。この責任感は祖国に対する深い理解と、人々に対する深い愛なのです」、新疆ウイグル自治区出身のエリキャンジャン・アブライティさんが故郷の新疆ウイグル自治区で就職すると言うと、「新疆ウイグル自治区やチベット自治区、内蒙古自治区などの少数民族の自治地域では人材が必要です。これらの地域は環境も非常に厳しく、政府は大きく支持している。特に多くの若者が地元の建設に参加することが求められています」と話した。

正午は精華大学の食堂で学生たちと食事をしながら、温総理は学生たちの学習や生活状況を尋ね、四川大地震で被害を受けた北川県出身の王佳明さんには、「よく勉強し、志を立てて有用な人になってほしい」と励ました。

学生たちは道の両側に並んで温家宝総理を送り、座談会の雰囲気に浸っていた鄒聖蘭さんはこう話す。「総理との面と向った交流で、私たちは前に進む力を得ました。総理の教えをしっかりと心に刻み、理想と信念の明るいともし火が自分の前の道を照らしてくれると思っています」

「チャイナネット」 2009年5月4日

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