国務院の李克強・副総理(中国共産党中央政治局常務委員)は衛生部で4日午後に座談会を開き、院士専門家の意見を聴取するとともに、新型インフルエンザの共同防止・抑制メカニズムの状況を確認した。李副総理は、新型インフルの共同防止・抑制メカニズムの作用を発揮し、科学的かつ透明度の高い防止・抑制を行い、各業務をしっかりと着実に行わなければならないと強調した。
李副総理はまた、「いくつかの国で新型インフルの感染者が発生した後、中央政府は直ちに対策を取り、各地区・部門は迅速に行動し、共同防止・抑制メカニズムを立ち上げ、一連の措置により、「メーデー」休暇中の人々の生活と安全を保障した。しかし、現在世界での感染状況はいまだ変化を続けており、中国大陸部での感染者はまだいないものの、拡大の可能性を排除することは出来ない。私たちはインフルエンザに対応するため十分な準備をし、各業務を効果的に秩序だてて行い、最高の結果を出せるよう努力しなければならない」と述べた。
新型インフルの防止・抑制を強めるため、関連部門はこのほど、新型インフル共同防止・制御メカニズムを設立。総合・入国検問・医療・保障・宣伝・対外協力・科学技術・牧畜獣医の8グループと専門家委員会からなり、中央の統一した指導のもと、協力し、共同で各防止措置を実行し、対応のための準備を行っていく。
「人民網日本語版」 2009年5月5日 |