外交部「核軍縮の先行責任は米ロにあり」

人民網日本語版  |  2009-05-05

外交部「核軍縮の先行責任は米ロにあり」。

タグ:核軍縮 軍縮

発信時間:2009-05-05 14:27:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ニューヨークの国連本部で4日行われた、核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向けた準備委員会の一般演説で、中国代表の成競業・外交部軍備抑制司長は「米ロは最大の核兵器保有国として、核軍縮に対して特殊責任、先行責任を負う。米ロが引き続き核兵器を大幅に削減することが、核軍縮プロセスを推し進め、さらには全面的・徹底的な核軍縮を最終的に実現するうえで不可欠だ」と指摘した。「中国新聞網」が伝えた。

成司長は「中国は米ロ両国による新たな二国間核軍縮条約交渉の開始を歓迎する。両国が検証可能かつ不可逆な方式で核兵器をさらに削減することを希望する。核軍縮プロセスを推し進めるため、核兵器保有国は核兵器の全面的・徹底的な廃棄を明確に約束するとともに、できるだけ早くこれについて協議し、国際的な法的文書を締結すべきである」と述べた。

核拡散問題については「中国は、拡散防止を理由に非核国による原子力の平和利用の権利を制限または剥奪することにも、平和利用を口実に核拡散活動に携わることにも反対する」と再度言明した。

また「国際的な核不拡散体制の強化と、核兵器拡散リスクの除去は、国際社会が抱える重要な課題だ。中国は、6カ国協議は依然として、朝鮮半島の核問題を処理する効果的な枠組だと考えている。関係各国は大局に目を向け、冷静さと自制を保ち、共同で6カ国協議プロセスを守り、半島の平和と安定を守るべきだ」と述べた。

「人民網日本語版」2009年5月5日

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