中国外交部の馬朝旭報道官は5日午後の定例記者会見で、新型インフルエンザ関連について記者の質問に答えた。
記者:25人のカナダ人留学生が吉林省長春市で隔離されていることについて、カナダ政府はこの措置の必要性を問うているが、中国はどのように回答するのか。これは地方政府の措置なのか、それとも中国政府が実施している措置なのか。
馬朝旭報道官:カナダでは2日、51人の新型インフルエンザの感染者が確認された。公共衛生の安全を確保するために吉林省の関連機関は、「中華人民共和国伝染病予防・治療法」「中華人民共和国国境衛生検疫法」などの関連規定に則り、2日夜に長春市に到着した25人のカナダ人留学生に対して、7日間の医学観察を実施した。
現在、留学生たちは長春市のホテルに滞在しており、中国の関連機関は、宿泊、飲食、健康診断など周到かつ適切に手配している。留学生たちの体温は正常で体の調子もよく、気持ちも落ち着いており、中国側の手配にも満足している様子だ。吉林省の外事機関は3日、こうした状況を在中カナダ大使館に伝えている。
「チャイナネット」 2009年5月6日