外交部の馬朝旭・報道官は6日、米海軍の測定艦が黄海の中国の排他的経済水域(EEZ)で活動を行った事に関して、記者の質問に答えた。
--米国防総省の報道官が5月5日、米音響測定艦「ビクトリアス」がこのほど黄海の公海で活動中、中国漁船による妨害を受けたと発表した。これについて中国側の意見は?
外国船が中国の排他的経済水域で活動を行う事件に関しては、中国政府は一貫して「国連海洋法条約」と「中華人民共和国排他的経済水域および大陸棚法」、「中華人民共和国対外海洋科学研究管理規定」に基づき処理を行っている。実際の状況は、米国の測定艦が、国際法と中国の法律・法規の規定に違反し、中国からの認可を得ずに黄海の中国の排他的経済水域で活動を行ったというものだ。中国はこれに注目しており、米国側にはすでに、このような事件が2度と起こらないよう、効果的な措置を取ることを要求した。
「人民網日本語版」 2009年5月7日