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専門家:中国モデルは20世紀以来最大の成功例
発信時間: 2009-05-08 | チャイナネット

改革開放後30年で中国が達成した成果に世界が注目している。とりわけ世界金融危機の試練を前にして、中国の地位と役割は日増しに際立ってきている。「中国モデル」はなぜこのような成果を上げることができたのか。人民日報はこのほど、ブリュッセル現代中国研究所のジョナサン・ホルスラグ研究主任に話を聞いた。

ホルスラグ氏は、中国の経済成長モデルが20世紀以来最も成功したものであることに疑いの余地はないと考えている。世界銀行の統計によると、1978年以降、6億3000万人の中国人が貧困を脱した。30年間の急速な工業化を経ても、中国の人々は依然として、持続的な経済成長が彼らの生活を改善し続けると堅く信じている。まさにこうした期待が、中国に2つ目の注目すべき成果をもたらした。つまり、中国社会が史上最も安定した、平和な時期を享受していることだ。

ホルスラグ氏は研究に専念した結果、「中国モデル」の成功経験を4点にまとめるに至った。

まず、中国の発展のスタート地点から語る必要がある。つまり、1970年代末に障ナ小平氏が、中国の安い労働力と東アジア市場の潤沢な資金を結び付けることによって、中国に独特なチャンスの窓を開けたことだ。これは非常に有効で、中国を政治・経済危機から抜け出させるに十分な戦略であることが証明された。

第2は、障ナ小平氏が中国を世界市場に導いた後、中国の指導者が多大な政治的勇気を示し、改革の過程に痛みがありながらも、開放政策を継続したことだ。工業化が容易な過程であった例はないが、19世紀に工業化を果たした多くの国と比べると、中国の過渡期管理は相当成功しているのだ。

第3の成功経験は、中国外交にある。中国外交は効果的に、他国に中国の発展を認めさせた。中国政府は「中国の発展は世界にとってチャンスであり試練ではない」と他国に信じさせることに成功した。

第4の成功経験も最も重要なもの、すなわち中国の人々の巨大な創造力だ。無数の企業家と労働者の来る日も来る日も続く労働が、中国の経済成長に不滅の貢献を果たしたのである。当然中国政府は、これらが過渡期の比較的容易な段階に過ぎないことを認識する必要がある。中国経済の急成長を維持するには、なお一層の政治的勇気が必要なのである。

中国政府は、新たな問題をすでに十分に認識している。中国政府は人権・環境保護・社会公正分野の政策文書を制定・公布し、人々に深い印象を与えた。これらを受けて、中国の人々は期待を高め、世界の他の国々も首を長くして待っている。どのようにしてこれらの政策を実行に移すか、言葉を行動に変えるかが、中国が現在直面している挑戦だ。

「人民網日本語版」2009年5月8日

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