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温家宝総理がEU指導者と会談 |
発信時間: 2009-05-21 | チャイナネット |
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中国国務院の温家宝総理はチェコのプラハで20日、欧州連合(EU)の議長国を務めるチェコのクラウス大統領、EU委員会のバローゾ委員長と、第11回中国・EU指導者会談を行った。双方は中国とEUの全面的かつ戦略的なパートナーシップの促進や、国際金融危機や気候変動などの挑戦への対策について深く掘り下げて意見交換を行い、重要な共通認識に達した。 温家宝総理は、「中国とEUの関係は、最大の発展途上国と最大の先進国グループとの間の互恵協力や、2つの古い文明間の友好交流を具体的に表しており、異なる社会制度間の率直で誠実な対話だ。双方関係の発展は歴史の流れに順応し、中国とEUの人々や国際社会に恵みをもたらしている。双方関係の共同発展と調和の取れた発展は、根本的に世界の調和と持続可能な発展にとって有利である」と語った。 EU側は、「EUと中国の関係は非常に重要であり、戦略的かつ全面的な特徴を持ち、発展の潜在力は非常に大きい。EUは中国との対話と協力を非常に重視しており、双方の全面的な戦略的なパートナーシップをさらに深めるために積極的に力を入れている。EUは率直かつオープンな精神で、欧中指導者の会談や欧中間の経済・貿易面でのハイレベル対話などのメカニズムをさらに緊密化し、パートナーとしての欧中協力協議についての話し合いを速め、欧中関係の更なる成果を遂げるよう促進して、様々なグローバルな問題や挑戦に有効的な対応をすることを願っている」と述べ、「EUは一つの中国の原則を堅持し、台湾海峡両岸の平和と発展を歓迎してそれを支持する。EUは公正かつ客観的な形で中国の市場経済地位を認め、対中国武器禁輸解除への政治的な意思がある」と重ねて言明した。 双方の指導者は、国際金融危機について意見交換を行い、双方は実際の行動でいかなる形の貿易や投資の保護主義にも反対することで合意した。また中国が近いうちにヨーロッパに買い付け団を派遣すると明らかにすると、EUはこれに対し感謝を表した。 温家宝総理は中国の気候変動対策の政策や見解、具体的な措置を紹介し、国際社会は金融危機の影響を受けているにもかかわらず、気候変動に対する決意は全く揺れず、行動は怠ってはならないと強調した。また中国はEU側とともに、共同だが区別のある責任を持つという原則で、年末に開催されるコペンハーゲン会議で積極的な成果を収めるよう努力すると述べた。 EU側は、中国の省エネや温室効果ガス排出量削減での成果に注目しており、中国の努力の方向は正しいと考え、双方は相互補完で協力を強め、コペンハーゲン会議で協議の達成のために努力すると示した。 双方は2009年下半期に北京で中国とEUの指導者による第12回会談を開催することに合意し、会談後、中国とEUの指導者は、「中国・EUクリーンエネルギーセンター連合声明」「中国・EU中小企業協力共通認識文書」「中国・EU科学技術パートナーシップ計画」などの文書の調印式に出席した。そのあとは共同記者会見を開催し、プレスコミュニケを発表した。 「チャイナネット」 2009年5月21日
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