中国外交部の秦剛報道官は30日の記者会見で、デンマークのラスムセン首相とムラー外務大臣が29日午後、ダライ・ラマとコペンハーゲンで会見したことについて記者の質問を受け、「デンマークのラスムセン首相とムラー外務大臣は中国の数回に及ぶ厳正な交渉を顧みず、中国分裂の活動を行うためにデンマークを赴いたダライ・ラマと会見したことは、中国の核心的な利益および中国とデンマークの両国関係をひどく損ない、中国とデンマークの友好協力の雰囲気を壊した。中国は強い不満と抗議を表す」と述べ、以下のように語った。

「チベットの作業は中国の内政である。中国は断固として、ダライ・ラマがいかなる身分、いかなる国で中国を分裂させる活動を実施することに反対し、外国の政治家とダライ・ラマのいかなる形の接触にも反対する」

「中国はデンマーク側が中国の厳正な立場と関与を尊重し、一つの中国の原則を遵守して、チベットに関わる問題での間違ったやり方を実際の行動で正し、マイナスの影響を取り除いて、中国とデンマークの両国関係の健全かつ安定な発展を保つために努力するよう求める」

「チャイナネット」　2009年5月31日