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北京の人民大会堂で米大統領特使のガイトナー米財務長官と会談する胡錦濤主席 |
胡錦濤国家主席は2日午後、米大統領特使として訪中したガイトナー米財務長官と人民大会堂で会談した。
胡主席は「中米両国は世界に重要な影響力を持つ国であり、世界金融危機対策や世界経済の回復推進においても、世界と地域の重要問題の処理や世界の平和と安全の維持においても、幅広い利益を共有し、重要な責任を担っている」と指摘。「中米戦略・経済対話制度は両国が理解・相互信頼・協力を深める重要な場だ。双方は7月下旬に米国で初会合を行うことですでに合意している。双方が緊密に協力し、取り組みを強化し、入念に準備して、今回の対話の成功を確保するとともに、今後の実践において、同制度を不断に整備・改善し、新時代における中米関係の発展にしかるべき貢献を果たすことを希望する」と表明した。
ガイトナー長官は「オバマ大統領は、中国との一層強力な協力関係の発展に努めると約束している。米側は近くワシントンで開かれる米中戦略・経済対話で前向きな成果が得られることを期待し、関心を共有する重大な問題について中国側と戦略的・展望的・長期的な対話を行うことを望んでいる。米中両国は国際金融システムの安定と世界経済の回復促進に重要な役割を発揮してきた。中国側と金融・貿易分野の協力を強化し、国際金融システム改革を推進し、世界経済の安定と持続可能な発展を促進していきたい」と述べた。
「人民網日本語版」2009年6月3日