中国共産党中央組織部の李源潮部長が6日、北京市における海外のハイレベル人材の導入活動に調査と研究を行った。その際、李源潮部長は「わが国は、人材強国への戦略を実施し、イノベーション国家を作るため、より多くのハイレベル人材を導入すべきである」と指摘した。
李源潮部長は「他国の経験を参考にし、人材導入、活用の面で直面する問題を解決する必要がある。また、海外のハイレベル人材のための起業拠点の建設に力を入れ、人材の能力を充分に発揮させる環境を提供すること、専門家制度の設立を模索し、ハイレベル人材の新しい雇用・奨励制度を形成すること、雇用機関の人材導入の積極性を引き出し、人材導入のためによりいい起業環境を提供する必要がある」と述べた。
去年12月、中国共産党中央人材活動協調グループが海外のハイレベル人材導入計画の実行意見書を作成した。意見書によると、今後の5年から10年の間に国家重点プログラム、重点学科、重点実験室、中央企業、国有の商業・金融機構などに2000人ぐらいの人材を導入し、特に、ハイレベル産業と新興学科の発展を進める科学者と優秀な人材を重点的に導入することになっている。
「中国国際放送局 日本語版」より 2009年6月7日
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