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朝鮮 米記者に12年の刑 米国は特使派遣か
発信時間: 2009-06-10 | チャイナネット

 

朝鮮によって12年の刑を受けた米国人女性記者2人の家族が8日、共同声明を出し、朝鮮に解放を求めた。米国のヒラリー・クリントン国務長官は同日、「米国は現在、記者を解放するように各種のルートを通じて朝鮮に働きかけている」と語ったが、「記者の身柄受け取りのために政府の特使を派遣することを検討しているか」という記者の質問に対しては明確な答えを示さなかった。「新華網」が伝えた。

米政府の高官はAP通信に対し、「ホワイトハウスと米国務省は現在、ニューメキシコ州のビル・リチャードソン知事と元副大統領のアル・ゴア氏とコンタクトを取り、朝鮮での協議に特使を派遣することについて話し合っている」と語っている。

リチャードソン氏は8日、「ホワイトハウスの指令にいつでも従う用意はある」とした上で、朝鮮に特使を派遣する時機にはまだ達していないとの見解を示した。リチャードソン氏は90年代、朝鮮に2回赴き、拘束された米国人2人の身柄を受け取った経歴を持つ。

リチャードソン氏はNBCの取材に対し、「前例に従えば、身柄解放についての協議の枠組みをまず作り、ある種の政治的な特赦を求めることが必要となる」と語った。

一部の報道によると、記者の解放のための政府特使としてゴア氏が朝鮮に向かう可能性もあるという。ゴア氏は、拘束された記者が働いていた「カレントTV」の創始者の一人だ。

ブッシュ政権の国家安全保障会議(NSC)でアジア部長を務めたビクター・チャ氏はAP通信に対し、朝鮮に派遣する特使はゴア氏のようなハイレベルの人物とするべきだとの見方を示した。「朝鮮はメンツを重んじるので、ゴア氏のような人物を派遣することでこの任務をより確かなものとなる」とチャ氏は語る。

米国の報道によると、ゴア氏は現在、朝鮮訪問について沈黙を保っている。

「人民網日本語版」2009年6月10日

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