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会談の様子 |
胡錦濤国家主席は15日、パキスタンのザルダリ大統領とエカテリンブルクで会談した。双方は、共に努力して、両国の戦略的パートナーシップの不断の発展を推し進めていく考えで一致した。
胡主席は「中国とパキスタンの戦略的パートナーシップは、現在も引き続き力強い発展基調を維持している。中国は常に、パキスタンとの関係の強化・発展を外交の優先方針とし、戦略的な見地と長期的な視点から両国関係を扱い、発展させている。これは両国関係の長期安定、持続可能な発展に向けて決定した戦略的な政策だ。中国側は平等互恵と共同発展を堅持し、両国の経済・貿易協力の前進を引き続き図っていく」と述べた。
また「中国は、パキスタン政府が国内避難民を保護する上で抱えている困難と試練を十分に理解している。パキスタン人民への中国人民の友情を示すため、中国は100万ドルの資金援助と3000万元相当の人道支援物資を、いち早くパキスタン側に提供した。さらに中国政府は、パキスタン政府への6000万元相当の人道支援の提供を決定した。国内避難民の保護に用い、パキスタン側が現在の試練に対処し、社会の安定を維持するのを支援するためのものだ」と述べた。
ザルダリ大統領は「両国の協力は順調に進展し、大きな成果を上げている。各分野での両国の協力に満足している。中国側の力強い支援に感謝する。両国協力の一層の進展を切に待望する。パキスタン政府は中国側の関心を非常に重視している。パキスタンはテロに断固反対する。テロ対策での各国との協力を強化し、地域の安全への脅威を取り除き、その平和と安定を守りたい」と述べた。
「人民網日本語版」2009年6月16日