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国内外のメディア取材に応じた胡錦涛国家主席 |
発信時間: 2009-06-19 | チャイナネット |
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中国の胡錦涛国家主席は18日、モスクワでロシアのイタル・タス通信、香港フェニックステレビ、中国中央テレビ局の合同取材に応じ、上海協力機構の発展の方向性や中ロの戦略的な協力関係強化などについて次のように答えた。 中ロ関係の現状と見通し 中ロ戦略協力パートナーシップが樹立したこの13年、中国とロシアは健全で安定して発展してきた。両国のトップ層は頻繁に往来し、政治的な相互信頼も引き続く強まっており、相手の主権や独立、領土保全、国家の安全など、核心となる利益問題に及んだ時に双方は互いに支持してきた。 両国の着実な協力は絶えず深まっており、重点分野の協力では大きな成果を収めている。また去年に開催したイベント「中ロ国家年」の成功のあとは、中国とロシアで「言語年」が正式にスターとし、人文分野での交流が新しい時期に入るなど、両国は国際や地域の作業で緊密な協力関係を保っている。 上海協力機構の国際金融危機への対応 経済の国際化が深まり、国と国との相互依存がさらに緊密化する今日、力を合わせて難関を切り抜け、連合して自国の実力を引き上げることは、国際金融危機への対応や世界経済の景気回復にとって正しい道である。上海協力機構の加盟国はすべて隣国であり、相互補完性も高く、発展水準も似通っているため、協力の潜在力は非常に大きい。上海協力機構の加盟国は協議によって次の意見で一致した。 ①交通、通信、エネルギー分野での多国間、両国間の協力プロジェクトをできるだけ早く実施し、加盟国の経済成長を促進して、国際金融危機が本地域の経済にもたらすマイナス影響を解消する。 ②経済と貿易の便宜化を推進し、新興産業での協力を積極的に推し進め、新しい経済成長分野を育成する。 ③加盟国の財政・経済の主管部門は金融や貨幣政策をよく調和させ、より緊密な経済と金融関係を打ち立てる。 BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の国際金融危機への対応 BRICsの4カ国の指導者たちは次の点で意見が一致した。 ①真っ先に経済成長の実現に努力し、世界経済の1日も早い回復に貢献する。 ②協力を強め、国際金融体系の改革に参加して推進し、国際金融機関での代表性と発言権を向上させる。 ③引き続き気候変動や食糧安全、エネルギー安全、公共衛生や安全などの世界的な問題や発展問題に注目し、良好な国際発展の環境を作り、各国の共同発展を実現する。 |
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