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中国が海島保護法を制定 無人島の帰属を解決
発信時間: 2009-06-23 | チャイナネット

海島保護法の草案が22日、全国人民代表大会常務委員会の審議に初めて提出された。草案の第4条では、住民のいない島の所有権は国家に帰属し、国務院が国家を代表して無人島の所有権を行使すると規定している。「中国新聞網」が伝えた。

全国人民代表大会環境・資源保護委員会の汪主任委員によると、中国の300万平方キロメートルの海域には面積が500平方メートル以上に達する島が6900島、500平方メートル以下の島は1万島近く存在する。経済の急速な発展と自然資源の不足から、島資源の重要性が日増しに際立っているが、島の開発や建設、保護、管理には島の生態系の深刻な破壊や島の数の急激な減少、無人島の違法な占拠といった多くの問題も存在する。

汪主任委員は、こうした問題の存在が中国の島の生態系に深刻な影響を与え、島地区の経済、社会の持続可能な発展を脅かしているため、島関連の立法を通じて解決する必要に迫られていると述べている。

「人民網日本語版」2009年6月23日

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