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人民大会堂東ホールで行われた、アピシット首相の歓迎式典。 |
国務院の温家宝総理は24日、人民大会堂でタイのアピシット首相と会談した。温総理は、「中国とタイは国交樹立以来34年間、相互尊重、相互信頼、相互支持を貫き、両国関係は様々な試練に耐えてきた」と述べた。
温総理はまた、「東アジアの協力における当面の急務は、地域内の貿易と投資を拡大し、金融協力とインフラ建設を強化し、経済・金融リスクを共同で食い止める能力を強めていくことだ。この基礎を打ち立てた上で、社会、人文、エネルギー、食糧安全、疾病予防・抑制などの分野で協力を行い、東アジア共同体の建設を促進していく。中国はこれまでと同様、ASEANが東アジア協力における主導的役割を発揮することを支持していく」と述べた。
アピシット首相は「世界的金融危機という状況の中、タイは中国との経済・貿易協力をさらに深めていきたい。特に農業、観光、文化、教育、検査検疫などの分野での協力を強めていきたい。タイは中国がタイへの投資を拡大し、タイのインフラ建設に参加することを歓迎する」と述べた。
「人民網日本語版」 2009年6月25日