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中国軍 初の戦域レベル合同戦役訓練を実施
発信時間: 2009-06-29 | チャイナネット

 

済南戦域では、中国人民解放軍(以下は解放軍)にとって初の戦域レベルの合同戦役訓練が実施されており、この演習で解放軍の戦域レベルの合同訓練は実質的な進歩を遂げる。今回の演習の副指揮官である済南軍区の趙立徳副参謀長(少将)は取材に応え、「解放軍にとって戦域レベルの訓練の平常化は、部隊の戦力を大いに引き上げる」と話した。

済南軍区の責任者によると、今回の合同訓練には4つの重点がある。まず一つ目は、戦域内には陸軍、海軍、空軍、戦略ミサイル部隊、武装警察など全ての兵力を訓練に組み入れられている点だ。二つ目は地方政府が訓練に組み入れられ、三つ目は地方の国防動員が訓練体系に入っていることと、四つ目は一体化した指揮の場を利用した訓練であるという点だ。

今回の訓練は8日間。主に首長機関の指揮や謀略についての訓練が行なわれる。訓練は作戦任務や戦場の環境、訓練の実情に基づいて行なわれ、作戦区の合同指揮本部は地下の指揮所に進駐し、集団軍は野戦の指揮所を設置、各軍種、省レベルの軍区、地方政府の指揮機関は、実際の作戦指揮の位置で実際の作戦のプランに従って連続的に実施するという形を取っている。

合同作戦訓練は世界軍事変革のすう勢である。済南軍区は今年初めに、解放軍の戦域レベルの合同訓練のテスト機関として解放軍初の合同訓練の組織と指導機関を発足させ、訓練の企画を作成して規範的な運行メカニズムを作り、本作戦区の特徴的で完全な訓練案のシステムを構成した。

合同訓練によって解放軍の合同作戦や合同指揮能力が大いに向上すると関係者は話す。今回の訓練は経験の積み重ねであり、経験や成果をさらに整理して論証することで今後の合同訓練を導き、戦域の合同訓練を規範化し平常化する。

「チャイナネット」 2009年6月29日

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