香港の「文匯報」紙は先ごろコラム「重大ニュース」で、中国共産党創設88周年の際、多くの外国メディアが相次いで共産党の執政に「高得点」をつけるだろうと報道。CNNの首席記者は「中国は、英米が産業革命時代に100年かけてようやく達成した使命をわずか30年で達成した」と感嘆する。
これについて、中国共産党中央党史研究室の李忠傑副主任は6月30日、国務院新聞弁公室の記者会見で、共産党がそれにより「浮つくことはない」と表明した。
CNNの在中国前首席記者は「西側の一部の人は常に中国共産党を非難しているが、共産党が実行した改革開放という政策決定は客観的に、中国と世界に極めて大きな変化をもたらし、中国の人々の生活を大きく改善した。この点だけでも、私は共産党に高得点を与えたい」と話す。
また、多くの外国メディアもこのところ関連する論評を発表。豪「シドニー・モーニング・ヘラルド」紙は、全人類にとって、中国が実施する改革開放は「1つの重要な時期」であり、その時点から、全世界の5分の1を占める人口が貧困から脱け出し、豊かな道を歩むことになるからだと指摘している。日本の「中央公論」は、70年代末に改革開放を実施してこの30年、中国政府はすでに経済発展を通じて豊かなる政策目標をすでに実現した、と論じている。スペイン紙「チャイナ・ポリシー・オブザーバー」は、改革開放30年来、中国の国内総生産(GDP)が平均9.8%伸びたことに注目。英「オブザーバー」紙も、今、中国では「ほとんど至るところで自信の息吹が感じられる」と感嘆を隠さない。
「文匯報」の記者が質問でこれについて評価を求めた際、李副主任は「外国のメディアが中国共産党の執政能力に『高得点』を与えるのは、総体的に客観的なことである。改革開放以来、共産党は一貫して執政水準を高める努力をしてきたからだ。回り道をしても、教訓もあったが、重要なのは、転んでも立ち上がることができ、しかも絶えず学び、向上してきたことである」と指摘。
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