中国の李克強副総理は10日から11日にかけて、西南部の都市・重慶を視察した。

　その際、李克強副総理は「重慶の経済成長は中国が国際金融危機に対応する面で収めた成果を裏付けた。現在、中国の経済は全体的に言えば良好である」との考えを示した。

　また、李克強副総理は「国際金融危機の不利な影響はまだ存在しており、中国経済にとって回復の基盤が強固なものでない。そのため、マクロ経済政策の連続性と安定性を維持しなければならない。また、西部大開発戦略を実施し、経済成長の新たな分野を開拓すべきである。」と指摘した後、「西部地区は多民族が居住しているところで、社会の安定と民族の団結は地区にとって非常に重要なことである」と強調した。

　「中国国際放送局　日本語部」　2009年7月13日