「平和使命―2009」中ロ合同反テロ軍事演習が7月22日から26日まで行われる。中国国防部筋によると、両軍は22日にロシアのハバロフスクで戦略協議を行い、両軍の参謀総長は共同で関心を持つ重要な問題について話し合い、演習の開始式典を開き、戦役訓令に署名することになっている。

今回の軍事演習で、実兵演習に投入される中ロ両軍の兵力は主に陸軍と空軍であり、それぞれ1300人に達する。中国軍の演習部隊は陸軍と空軍の戦闘群を派遣し、ロシア軍は陸軍の機械化歩兵大隊、パラシュート部隊および一部の空軍を派遣した。

中国国防大学の軍事後方勤務・軍事科学技術装備の教学・研究部の張召忠副主任（少将）によると、今回の軍事演習に参加する兵力はそれほど多くないが、さまざまな兵種、兵器を投下するため、「戦役に相当する規模の合同軍事演習」と定義するにふさわしいものである。

今回の軍事演習の兵種構成には、陸軍と空軍の戦闘群も含まれている。陸軍の戦闘群は歩兵、装甲部隊、陸軍航空兵、空軍からなる。空軍は戦闘機「殲八」と「強五」、陸軍航空兵は運輸ヘリコプター、装甲部隊は戦車を出動させた。

関係筋によると、演習の中で両軍は主に以下の4項目の訓練を行うことになっている。（1）合同の封鎖、制御（2）立体的に移動しながらの突破（3）敵を機動的に消滅（4）敵陣に入り包囲討伐。

張召忠副主任によると、中ロ両軍は2年ぶりに合同演習を行い、これはすでに慣例となっているという。

「チャイナネット」　2009年7月22日