文=中国人民解放軍軍事科学院 陳舟
安定的に進んだ軍の建設
2009年を振り返れば、中国軍は情報化の下で軍事訓練を展開し、思想政治活動を変革し、科学技術による軍強化を堅持し、近代的な後勤体制の整備と対外開放の面で、いずれも変化と進展を経験した。
顕著な効果を上げた訓練
09年の解放軍全体の大型軍事演習は以下の通り。8月上旬、中国人民解放は建軍以来初の大規模な多地域に及ぶ「超越-2009」シリーズ実兵検査演習を実施。9月下旬、成都軍区は軍事演習・コード「西南使命-2009」を実施。10月上旬、広州軍区の某訓練基地の砲兵・防空兵は情報化の下で実弾演習・コード「砲撃力-2009」を実施。10月上旬、済南軍区は基本戦役軍団合同演習・コード「フロンティア-2009」を実施。10月中旬、落下傘兵某部は史上最大規模の多地域に及ぶ戦役機動総合演習―「落下傘機動-2009」敵後方機動対抗演習を実施。11月中旬、済南軍区は電磁環境の下で実弾演習・コード「鉄拳-2009」を実施した。
12月1日、中央軍事委員会の胡錦涛主席が命令書に署名し、中国人民解放軍の新世代司令部の条例「子本」が公布され、同日施行されたことは、わが軍司令部の活動と法体系が情報化の下で形成されたことを象徴している。新世代の司令部条例体系は1つの「母本」と、9つの「子本」から構成される。「母本」とは即ち、「中国人民解放軍司令部の条例」である。9つの「子本」はそれぞれ「中国人民解放軍軍区(戦区)司令部の活動条例」「中国人民解放軍陸軍集団軍・兵種専門部隊司令部の活動条例」「中国人民解放軍省軍区軍分区予備役部隊司令部の活動条例」「中国人民解放軍海軍司令部の活動条例」「中国人民解放軍空軍司令部の活動条例」「中国人民解放軍第二砲兵司令部の活動条例」「中国人民解放軍後勤司令部の活動条例」「中国人民解放軍装備司令部の活動条例」「中国人民解放軍武装警察部隊司令部の活動条例」を指す。全軍の各級各種の司令部を規範かつ主体的に網羅しており、「子本」も従来の41から大幅に縮小された。
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