中国の交通輸送業の大きな発展に伴い、幾代もの軍人の努力を経て、軍事交通輸送は飛躍的な発展を遂げ、一応の縦横にわたる立体的で整った国防交通網が構築された。
中国軍の鉄道輸送距離は、以前の1日400キロから1日800~1000キロになり、かつて1日300キロにも達しなかった道路輸送距離は500キロに向上した。また高性能で積載量の多いトラックの台数も大幅に増えている。
「無から有」の航空輸送
水路の軍事輸送は、近海の内陸河川から遠洋輸送にまで発展し、「無から有」の航空輸送も、ただ兵士を運ぶことから人員や物資の輸送に進展した。
中国には今、代替滑走路の高速道路が十数本あり、完全なる民用依存から軍民ともに発展し使用するようになっている。
中国初の代替滑走路である瀋(陽)大(連)高速道路の一段で、着陸訓練をする輸送機(1989年9月)
総合的で立体的な現代の輸送システムは基本的に形成された。そして四川省汶川県や青海省玉樹県で発生した地震救援や、海外への援助物資の輸送、地域間の平和や安定の維持に重要な役割を果たしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月24日