台湾の漁師が台湾軍の無人機を発見

タグ: 台湾 無人機

発信時間: 2010-06-29 17:10:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
 
 

 台湾の漁師が外海での漁の際に1機の飛行機を発見し、引き上げてみると台湾「中国科学アカデミー」が研究開発した「中翔003」無人飛行機であることが明らかになった。この飛行機の製造には1千万新台湾ドル以上がかけられているという。海に墜落した無人飛行機を捜索せず、漁師が引き上げた後でだまって引き取りに来た「中国科学アカデミー」に対して、台湾メディアから批判の声があがっている。

 台湾東森新聞の報道によると、「旗帆号」の船長の陳さんが25日夜、加津林渓の外海で網を使って漁をしていたところ、何か大きなものが網にかかったが、いくら引いても引き上げることができなかった。よく見てみると2つの車輪と飛行機の翼が浮き沈みしているのが見えた。網にかかったのは無人飛行機だったのだ。漁船は網を引く燃料も使い果たし、危うく海上で座礁するところだったが、海岸にいた巡視員が情況を見て救援に駆けつけた。

 巡視員が縄をかけ、7~8人がかりでやっと飛行機を岸に引き上げたところ、機体に「中翔003」という文字が書かれているのを発見した。この飛行機は何と台湾の「中国科学アカデミー」が開発した無人飛行機で、製造価格は1千万新台湾ドル以上にも達し、対レーダーミサイルやレーダー撹乱システムを搭載可能だという。「中国科学アカデミー」は知らせを受けると無人飛行機を回収したが、何の説明もしなかった。

 20日から25日の間に台湾「中国科学アカデミー」九鵬基地は台湾東部の外海でミサイル試験を行ったが、この無人機「中翔003」は試験に失敗して海に墜落したもののようだ。台湾メディアは、無人飛行機はオモチャではないのだから、海に墜落したのに捜索もせず、漁師と巡視員の手を借りてやっと回収するなど、批判を免れないとしている。

 「人民網日本語版」2010年6月29日

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