米紙『Foreign Policy』のウェブサイトに7月1日掲載された「中国空軍、急速な増強 米国の人民解放軍空軍に関する憶断が既に時代遅れ」という記事は、「中国はアジア太平洋地域で比肩する者のないだけの戦力を備えつつある」、と述べた。
内容の要旨は次のように。
2010年6月、最後のJ-6戦闘機が退役した。人民解放軍空軍が、冷戦時代のソ連式の空軍から、高性能戦闘機を配備し現代化及び戦力強化を図る過程において、これは重要なメルクマールとなる出来事である。
資料写真:SU-27戦闘機
過去5年間において、中国はロシア製のスホーイフランカー戦闘機を500機以上配備することを計画した。その規模は衰退を続ける米国空軍(ボーイングF-15「イーグル」式戦闘機約600機)に迫るものである。中国空軍は、その現代化の推進にともない、数に関しては、アジア地区で最も強大な力を持つようになると予測される。世界で最大規模の「一級」戦闘機群を擁することは、1940年代以来の戦力の均衡を打ち破ることになるだろう。