2010年11月16日~21日にかけて広東省珠海市において珠海エアショー2010が開催される。この中国における唯一の国際的かつ専門的なエアショーは、航空宇宙事業の最先端水準を世界に示す盛大な大会となるだろう。
初の「中国兵器パビリオン」建設
中国産戦闘機
情報によれば、現在までに珠海エアショー2010への参加が確認されているのは、米ユナイテッド・テクノロジーズ、ヴァリグ・ブラジル航空、パーカー・エアロスペース、スホーイ社、Irkut社等で、中でも露・スホーイ社は出展面積をおよそ2倍に拡大するという。
また、中国国内企業の出展もこれまでにない規模を実現しようとしている。中国航空工業集団公司と中国航天科技集団公司、中国航天科工集団公司が相次いで「中国宇宙パビリオン」と「中国航空パビリオン」をそれぞれ建設する予定だ。今回初出展となる中国兵器工業集団公司は、エアショー現地に専門の「中国兵器パビリオン」を建設し、航空装備、パラシュート、防空、民用宇宙開発及び情報装備などの関連製品をまとめて出展する予定だ。中国商用飛行機有限責任公司も今回初めて専用ブースの形で出展予定。
現在の統計データによれば、2010年珠海エアショーの展示面積は全体で2.3万平方メートル、ショーに参加する飛行機は約70機である。今回のエアショーでは更に約40会場で、各種フォーラムやシンポジウム、記者会見、製品プロモーション会等を行い、同時に「第2期中国航空デー」「第6期航空航天月桂樹賞授賞式典」「大型飛行機ナイトショー」等の大型プログラムが開催される。
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