ネット上で流れる「J20」の写真
露メディアは戦闘機に詳しい専門家を取材し、中国の次世代戦闘機「J20」は米国の第5世代戦闘機「F-22」やロシアの「T-50」のレベルにはまだ達していないと報じた。「新華ネット」が伝えた。
イタルタス通信は、J20が15分近く飛行したことをカナダの華字軍事専門誌「漢和防務評論(Kanwa Defense Review))」のピンコフ編集長が証言したと伝えた。ピンコフ氏はJ20はライバルである「F-22」や「T-50」のレベルにはまだ達していないとの見方を示し、中国の戦闘機の欠点はエンジン動力の不足だと指摘、超音速飛行は不可能で、戦闘機のステルス性を確保するレーダシステムやステルス技術は完璧ではないとした。その一方で、戦闘機の構造や機動性の良さは認めた。
ピンコフ氏はJ20の原型機を「4+」戦闘機に等級分けし、エンジンや搭載装備を改良すればさらに完璧に近づくとし、J20は価格的優位性によって国際市場でロシア製戦闘機のライバルとなると語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年1月12日