海軍少将:J20初飛行を平然として受け止めるべき

海軍少将:J20初飛行を平然として受け止めるべき。 J20テストフライトの成功に対して、ゲーツ国防長官への「手土産」だとか、「米国が『F22』の数を187機に制限すれば、米国の安全保障係数は下がる」という米国人や、「北東アジアの軍事的バランスが崩れる」という日本人もいる…

タグ: 海軍少将 J20 初飛行 ゲーツ 軍事力 中国脅威論

発信時間: 2011-01-13 16:57:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国製ステルス戦闘機「殲20(J20)」がこのほど、四川省の省都・成都でテストフライトに成功した。これは中国の国防産業にとって重要な新成果であり、中国の軍事近代化の新モデルとなる飛躍でもある。だが中国はこれに有頂天になることなく、米国をはじめとする西側の先進国と武器・装備の点でまだ相当の開きがあることに目を向けなければならない。

J20についてはテストフライト成功前から世界で様々なうわさがされていた。テストフライトに成功し公式発表が行われた今でも、でたらめな議論は減るどころか増える一方だ。ゲーツ米国防長官への「手土産」だとか、「米国が『F22』の数を187機に制限すれば、米国の安全保障係数は下がる」という米国人や、「北東アジアの軍事的バランスが崩れる。対応措置を取らなければ」という日本人もいる。ゲーツ長官も「第4世代(米国の指す第4世代はロシアの指す第5世代のこと)戦闘機の状況を日本に紹介し、最新戦闘機の購入を日本に勧める」と語った。

こうした議論が飛び交う中、J20が他国に脅威をもたらす、果ては軍拡競争を引き起こすなどといった言論に対しては高度に重視し、十分な説明を行い、その見方を改める必要がある。でなければ中国の平和的発展のための外部環境が壊され、予想だにしない害がもたらされることになる。

軍事力を適度に保有・発展することは国の安全を守り、国の利益を拡大するあらゆる主権国家の正当な権力といえる。中国政府が提唱する「富国強兵」戦略の富国は覇権を、強兵は武力乱用を意味するわけではない。その国の軍事力の大きさで、脅威をもたらすかどうかを判断すべきではない。大事なのはどのような戦略目的があり、どのような政策を取り、いかにその軍事力を使用するかということだ。

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