J20の性能予測: 1800Kmにも及ぶ戦闘半径

J20の性能予測: 1800Kmにも及ぶ戦闘半径。

タグ: J20 性能 オーストラリア防衛専門家

発信時間: 2011-01-21 17:22:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国のステルス戦闘機J20は「意外な」形でデビューした。しかし、その実際の性能はまだ謎のままである。ネット上の限られた資料に基づき、オーストラリア防衛専門家carlo cooper氏とpeter gunn氏は『Australia Air Power』サイトで研究文を発表、J20の戦闘能力に対し初歩的予測を行った。

全体の設計:すでに公表されている写真から見ると、J20は「大きな」飛行機と言える。その大きさは米国の戦闘爆撃機F111に近い。これは、高い空戦能力のほか、対地対艦攻撃能力も備えていることを意味する

エア駆動外形:まず、J20はエンテ型に全動尾翼を組み合わせた形を採用しており、設計者がその操作性と機動能力を重視していることが分かる。また、主翼後退角が43度以上で超音速の飛行に有利な形となっている。第三に、エア・インテーク(空気吸入口)が米国F22より大きく、同時にF35に近い胴体側面に「出っ張り」のある設計で飛行効率を高くしている。

隠蔽能力:J20の設計は基本的にF22と同じである。特にXバンド・レーダーに対するステルス性を重視しており、その実力はF35やロシアのT50以上と見られる。注目すべきは、J20のエンジン噴出口の設計が完璧とは言えず、明らかにレーダー反射源となっており、この欠点は今後少しずつ改善されるだろう。

航続距離:J20は機体の大きさもあり、理論的には多くの燃油を積載できる。これにより、超音速巡航時間が伸び、更に戦闘半径は1800kmにも及ぶ。

エンジン:中国国産のエンジン技術が未発達のため、J20が使用しているのはロシアが提供したエンジンだとする説もある。事実、動力不足はJ20最大のボトルネックであり、これが目標としている性能指標達成の足を引っ張っている。

レーダー及び電子設備:第4代戦闘機必須のフェーズドアレイレーダーや精密受動型探知設備について、中国がどれほどの進展状況にあるのかは不明である。恐らく、J20が量産されるようになれば段階的に投入される見込みである。また、ロシアも互換性を持つ同タイプのハードウエアを試作していると見られる。

武器:F22同様、J20は主に内部武器、機内弾薬を利用できる。各種空対空ミサイル以外に、対地攻撃時、中国製の「雷霆」「飛騰」「雷石」系列の制御ミサイルを使用することもできる。これらのミサイルは衛星ポジショニングシステムやレーザー照準を利用しており、すでに各防衛展覧会でも公開されている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年1月21日

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