民用中型輸送ヘリAC-313
高等練習機「猟鷹(L-15)」
英誌「Jane's Defence Weekly」は24日、胡錦涛国家主席の訪米によって中国企業が米空軍と海軍の戦闘機調達計画に加わる可能性が出てきたと伝えた。
中国航空工業集団公司(AVIC)は入札見積書を準備中で、パートナーである米国の航空サービスグループUSAEと協力して米海軍VXXヘリコプター計画および米空軍高等ジェット練習機(AJT)計画の入札に参加する予定だ。
Luce Forward弁護士事務所(米カリフォルニア州)のジョン・カークランド氏がUSAEを代表してAVICとともにこの入札に向け準備している。カークランド氏は21日Jane's Defence Weeklyに対し、AVICの2部の入札見積書によれば、米国の軍用航空装置および火砲射撃管制システムの利用を通じて、中国の民用航空機のプラットフォームがさらにグレードアップされると語った。2010年9月に戦略的パートナーとなったUSAEとAVICは今後、上述の様々なプロジェクトにおいて協力し合う。
ワシントンは09年にコストの赤字が理由でVXX計画を中止したが、2010年に再開させた。約60億ドル相当のVXX計画では、USAEとAVICは13トン級の民用中型輸送ヘリAC-313の入札に参加。一方、T-X計画の入札に参加する機種はAVICのツインエンジンを搭載した高等練習機「猟鷹(L-15)」が中心。このほか、中国製旅客機C919を商用航空機や地方路線用航空機として米国市場で販売する計画を立てている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月28日