▽ステルス艇隊の編成

022型ミサイル艇を基幹に東海艦隊は近年、中国海軍初の新型ステルス高速艇隊を編成、各海域で昼夜連続航行の訓練を実施し、水文気象、電磁環境、大気ダクトの法則などを実地観測し、敵に打ち勝つ方法を探ったほか、複雑な電磁環境下におけるミサイル攻撃、スペクトル管理、電子戦などの実践的な訓練を行った。

022型ミサイル艇は単独或いは集団で出撃して敵の大型艦隊に打撃を与えることができる。東海艦隊に配備後、海軍航空兵の戦闘機および駆逐艦、護衛艦、潜水艦とともに東海において空、海上、水面下の立体的な攻撃力を形成している。また、南海においても周辺の敵や艦隊を有力に威嚇している。

海軍専門家の考案した計画に基づく中国海軍の兵力構造は将来的に遠海機動と近岸防衛を2本柱とし、遠海機動兵力は航空母艦編隊が主力、近岸兵力は長距離ミサイル、022型ステルス艇、軽量型護衛艦が主力となる。中国はすでに053型護衛艦6隻を改良し、火力を高めた。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2011年2月16日