ロシアが米「X-37B」に対抗し宇宙船開発へ 中国の対応は?

ロシアが米「X-37B」に対抗し宇宙船開発へ 中国の対応は?。

タグ: X-37B 米国 ロシア 中国 

発信時間: 2011-02-17 11:18:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米誌「WIRED」によると、オレグ・オスタペンコ宇宙軍司令官は、ロシアが米空軍の軌道試験機「X-37B」に対抗するため、機動性に優れた繰り返し使用できる小型スペースプレーンを開発中であることを明かした。また、ロシアメディア「RIAノーボスチ」は2月8日、メドヴェージェフ大統領が同日、ロシアは宇宙事業を発展させるべきとの考えを示し、「そうでなければ、ロシアは後れを取る」と語ったと報じた。

X-37B軌道試験機が2010年12月3日、米カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地に着陸した。

 

米国に後れを取ることを懸念

米国にとって、未来の宇宙船となるX-37の登場は、宇宙技術の更なる飛躍を意味している。

専門家のエリック・スターン氏は、これに様々なセンサーを搭載しても、人工衛星を入れても問題ないと話す。そのほか、米国の人工衛星修復に使用できるだけでなく、別の人工衛星に近づいて破壊することも可能だという。無人スペースプレーンは、米国の宇宙戦略の新たな重点となっていることがわかる。

「WIRED」は、ロシアが独自のX-37を研究開発することは驚くことでもないとしている。人工衛星分野において、ロシアはかつて米国より上だったが、ここ20年は米国が優位に立っている。米国は1981年にスペースシャトルを打ち上げ、旧ソ連はそれに続いて小型の「ブラン」を開発し、1988年に一度だけ打ち上げた。ここ10年で米国はGPSを構築し、ロシアは未だに自国のグロナスの構築を進めているが、近ごろ打ち上げに失敗している。

X-37に類似のシステムはグロナス打ち上げに非常にふさわしいため、ロシアはシステムを開発し、宇宙分野の劣勢を逆転させたい考えだ。英「フライト・インターナショナル」誌は、旧ソ連の「ブラン」のデザインコンセプトと規模は米国のスペースプレーンと類似しているため、ロシアは開発を再開する可能性もあると見ている。

これについてロシアから発表はないが、オスタペンコ宇宙軍司令官は、ロシアの研究機関はすでに機体のデザインをほぼ完成させており、使用するかについては回答できるまで時間がかかると表明した。

中国もX-37に注目?

 

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