米司令官が語るJ20を打ち破るカギ

米司令官が語るJ20を打ち破るカギ。

タグ: J20

発信時間: 2011-02-24 13:56:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

B-2爆撃機

 

米外交雑誌フォーリン・ポリシーの電子版は22日、37億ドル――これは米空軍が今後5年で新型のステルス長距離爆撃機に使う計画の費用だと伝えた。新型爆撃機は中国空軍の防御システムを崩すためのものである可能性がある。オバマ政権の2012年度財政予算に盛り込まれたこの新型爆撃機は今世紀20年代中頃までに約100機生産される計画だ。この爆撃機は太平洋地域の力のバランスを取るのに重点的に用いられるという。

同誌によると、先週発表された同爆撃機の報告は、中米間の軍備競争がエスカレートしていると指摘。2010年初めに中国は新型ステルス戦闘機の原型機(成都飛機が生産したJ20)を公開、新型対艦弾道ミサイル(東風21)も配備された。さらに毎年打ち上げる衛星の絶対数は少なくとも最近では米国と並んでいる(15基)。一方、米国もグアムに長距離無人偵察機を配備し、最近では空母から離着陸できる新型無人戦闘機の試験飛行を行うとともに、発展型超音速対艦ミサイルの開発も始めた。それにまもなく上述の爆撃機計画が加わる。

フィリップ・ブリードラヴ米空軍副参謀長によると、新爆撃機は一連の長距離攻撃(LRS)システム(family of systems)の最も重要な一部で、新型の弾薬を搭載した非核弾道ミサイルと、爆撃機で直接操作可能なステルス無人機2機種も含まれる。この新型ミサイルと航空機は他のこの技術を持つ可能性のある国よりも数十年先を行っているという。

ウィリアム・フレーザー米空軍司令官は、米空軍は将来的にはレーザー技術もこの爆撃機に加える可能性があると話した。

米現役部隊のうち誘導ミサイルを搭載したB-1、B-2、B-52爆撃機約160機は米国の太平洋戦争計画で重要な役割を担うことになる。しかしこの爆撃機のうちわずか20機のB-2爆撃機が中国のレーダーを回避する能力があり、B-1とB-52は中国の戦闘機や地対空ミサイルの攻撃を受けやすい。今回開発される新型爆撃機はおそらく一部のB-1とB-2に代わるもので、生存力のより高い長距離の攻撃力が備わることになる。

ゲイリー・ノース米太平洋司令部空軍司令官によると、米空軍グアム基地ではすでにB-52とB-2に対する調整を行った。新型爆撃機の配備前には新式の「丈夫な」航空機格納庫を設置或いは偽装などをし、高価な航空機が中国の弾道ミサイルの襲撃を受けないようにするという。

ノース氏はまた、新型爆撃機の機能のひとつは将来中国と戦争が起きた場合に使うものだとほのめかした。中国空軍のJ20新型戦闘機を打ち破るカギは中国本土の航空基地からの離陸を阻止することだという。米軍はこの爆撃機を戦争開始から数時間以内に中国大陸の縦深地帯にある航空基地に打撃を加えるのに使う可能性がある。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年2月24日

 

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