中国の両大会に高い関心を寄せる国際社会

中国の両大会に高い関心を寄せる国際社会。

タグ: 中国 両大会

発信時間: 2011-03-03 18:39:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

第11期全人代・第4回会議と第11期全国政協・第4回会議(両大会)が間もなく開幕する。国際社会と海外の華僑・華人は両会に高い関心を寄せ、過去1年間と第11次五カ年計画期間中の中国の輝かしい成就を称賛するとともに、今年の両会が中国の経済・社会発展のために重要な政策・計画を打ち出し、世界経済の全面的な回復に寄与することに期待を膨らませている。

■第11次五カ年計画の輝かしい成就を実感

オーストラリア中国平和統一促進会の楊志唯・副会長(国際文化産業協会会長)は人民日報の取材に「中国は第11次五カ年計画で輝かしい成就を遂げた。第12次五カ年計画綱要も壮大なビジョンを描いている。第11次五カ年計画を完成し、第12次五カ年計画を開始する重要な時期に招集される今年の両会は重大な意義を持つ。第11次五カ年計画期間中、中国は経済が繁栄し、都市・農村部の住民所得水準や生活水準が大幅に向上した。中国は経済構造の調整、産業の高度化、高等教育、医療衛生などの分野で注目すべき輝かしい成果を挙げた。中国政府は確固不動として全国人民を導き『共同富裕』と『全面的小康』という偉大な目標を達成するため、第12次五カ年計画綱要を策定した。第12次五カ年計画綱要の実施によって、必ずや共に富み、さらに調和のある、幸せな国家が築かれるものと信じている」と述べた。

メキシコ大学院大学のリリアナ教授(中国問題)は「両会は間違いなく、世界が中国の政治・経済・社会・文化の最新の動向を観察し、読み解く上での窓口だ。世界は中国に注目しないわけにいかない。第11次五カ年計画期間、中国は至る所に危機の潜む国際環境の下で、10%以上の驚くべき成長率を達成した。中国は世界金融危機に打ち勝つ上でスタビライザーとなった。中国は国内の経済構造のモデル転換、省エネ・排出削減、貧困削減方面で非常に大きな成果を上げたのみならず、危難の時期にあって発展途上国を惜しまず支援し、欧州諸国が苦難を乗り越える手助けをし、全世界に自信を与えた。中国の成功は飾り立てた空虚な讃辞で表現できる範疇をすでに超えている。私個人は中国政府が第12次五カ年計画において中国経済の『平行式』発展をどう実現するかに非常に注目している。これにはさらなる東部と西部の発展の均衡化、都市部と農村部の統合的発展、および貧富の格差の縮小、共同発展の問題が含まれる。経済モデルの転換期に中国政府の打ち出した新政策は中国経済の継続的で穏健な成長に寄与すると信じている」と述べた。

■世界への中国の一層の貢献を切に期待

日本・地球環境戦略研究機関(IGES)の小柳秀明・北京事務所長は「中国は06年に定めた第11次五カ年計画で、人口、資源、環境分野で初めて2つの具体的な数値目標を掲げた。こうした拘束的目標は、目標実現への中国政府の強い決意を示すものだ。環境分野では省エネ・排出削減の2つの目標が特に注目される。単位GDP当たりエネルギー消費量の20%削減と汚染物質排出量の10%削減は、努力の過程でいくつかの曲折を経たものの、2010年末についに達成された。新五カ年計画提言は、省エネ・排出削減をさらに重視すると同時に、気候変動に積極的に対応する方針を明確に打ち出している。具体的には、単位GDP当たりの二酸化炭素排出量を大幅に引き下げる。排出削減対象の汚染物質の種類も追加される。環境保護政策の強化に伴い、環境経済も活発化している。2005年にわずか12%だった発電所の脱硫装置設置率は2010年末にはすでに80%にまで高まった。同様に全国の都市部の下水道普及率も50%から76%に高まった。第12次五カ年計画は都市部の廃水処理、農村部の下水道敷設、発電所の脱硫装置設置方面で大きく前進している。これは日本企業にとっても巨大なビジネスチャンスだ」と述べた。

米エール大学スクール・オブ・マネジメントの陳志武教授(金融経済学)は一貫して中国の民営企業の発展に注目している。陳教授は「雇用や消費など民生問題を解決するには、現段階では民営経済にもっと頼らなければならない。両会によって民営経済の発展がさらに促されることを希望する。さらに多くの代表や委員が民営企業を保障する立法を具体的に推し進め、中小企業の税負担を適切に引き下げ、民営企業の資金調達への支援を強化することを希望する。過去数年間、中国の雇用に対する中小民営企業の貢献率は80%近くに達している。民営企業の発展は中国の今後の雇用と民生改善に重要な役割を果たす」と述べた。

「人民網日本語版」2011年3月3日

 

日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。