中国政府は31日に「2010年中国の国防(国防白書)」を発表し、その中で以下のように指摘した。中国新聞網が伝えた。
中国は現在も将来も、国家がどれほど発展しても、永遠に覇権を唱えず、軍備拡張をしない。
中国の発展の方向性、根本的任務、対外政策、歴史文化の伝統から、中国が防御的な国防政策を実行するのは必然的な決定だ。中国は断固として平和的発展の道を歩み、対内的には調和の取れた社会主義社会の構築に向け努力し、対外的には平和が持続し、共同で繁栄する調和の取れた世界を推進していく。
中国は断固として改革開放と社会主義近代化建設を推進し、平和的な国際環境を利用して自国を発展させ、自国の発展を通じて世界平和を維持していく。中国は断固として独立自主の平和的外交政策を実施し、「平和共存五原則」を基礎に、全ての国と友好的に協力していく。中国は断固として中華民族の優秀な文化的伝統と、和をもって尊きとする平和理念を受け継ぎ、軍事的手段を使わずに争いを解決し、戦争に対して慎重な姿勢をとり、戦略的には後から発して人を制することを主張する。
「人民網日本語版」2011年3月31日