中国2010国防白書の6つの「初」

中国2010国防白書の6つの「初」。 各版の国防白書にはいずれも、新しい内容が盛り込まれている。これは中国軍の対外開放・協力への誠意、透明性向上への意欲の現われだ…

タグ: 中国 2010 国防白書

発信時間: 2011-04-02 13:53:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国政府が3月31日に発表した2010年度国防白書について、国防部外事弁公室の銭利華主任が単独取材に応じた。

----各版の国防白書の発表は、いずれも中国軍の開放性と透明性を力強く裏付けるものであることにみな注目している。2010年度国防白書には、過去6版にはない新たな内容として何が盛り込まれているか。

各版の国防白書にはいずれも、新しい内容が盛り込まれている。これは中国軍の対外開放・協力への誠意、透明性向上への意欲の現われだ。たとえば2002年度版国防白書は国防の目標を任務について初めて詳述したが、2010年度版ではさらに新時代における国防の目標と任務について新たな詳述を行い、現在および今後一定期間、国の安全と発展を守る上での内在的要請を具体化している。

2010年度版には6つの「初」がある。両岸の軍事安全相互信頼体制の構築について初めて詳述。「両岸は適切な時期に軍事問題に関する接触・交流を行い、軍事安全相互信頼体制の構築について検討し、台湾海峡情勢の一層の安定と軍事安全上の懸念の軽減に向けた措置を後押しすることができる」と指摘した。国境防衛、沿岸防衛、防空、社会安定の維持、国家建設と災害救援活動への参加、国連平和維持活動への参加など7つの面から、平和時における軍隊の多様な運用について初めて全面的に総括。国家の安全保障と発展上の利益の維持、人民の利益の保護、世界の平和の維持、共同発展の促進における軍隊の重要な役割を具体化した。新中国成立以来の軍の現代化の発展過程を始めて紹介した。合同作戦体制の構築に関する状況を初めて紹介した。近年来の軍事法規体系、法規の実施、軍事司法などの状況を初めて全面的に紹介した。新情勢下の軍事的相互信頼の構築における目標と原則を初めて系統的に詳述し、近年の軍事的相互信頼の推進における実践について全面的に紹介した。

「人民網日本語版」2011年4月2日

日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。